ステイシーネスト フライの自立化 DIY

あんころもち

2017年02月14日 19:54

先日、キャンパルジャパンのステイシーネストを購入してウハウハになってたあんころもち



これを買ったら、是非やってみたいと思っていた事がありまして



『フライを自立して立たせるスタンディングテープを作る事』




なぜかって?

あんころは驚異の雨降らし女だったみたいで、お出かけやキャンプに行こうとすると、必ず天候を荒らしてしまうのです


雨のキャンプでも、スムーズに設営や片付けをするためには、フライシートから張ってインナーは後に設営出来た方がインナー部分が濡れずに済むし、荷物もとりあえずインしておけば、後はフライの下でゆっくり準備できるじゃない?

片付けの時も同じ理由で、先にインナーを畳めたら後はフライの下で、雨に当たらず出発の準備が出来るじゃない?

ステイシーネストは、そんな構造になってないから自分でスタンディングテープを作らないといけないの

これはフライの自立化をするしかないでしょ?


雨の中のキャンプ前提になっちゃってるけど…



雨の日じゃなくても何かと便利かな?と思います





キャンプギアのDIYはお初です

上手く出来るのか?



それでは、初DIY開始!





まずは必要物品から

☆スタンディングテープ(以下SST)インナー部分、PPテープ20mm幅のを150cm×2 215cm×2=余裕をもって8m

☆ベグ・ハトメ部分(4つ角);PPテープ15mm幅の40cm×4=160cm と、後ろ中央120cm×1

☆バックル用; PPテープ15mm幅 25cm×5=125cm

☆輪っか用;16cm×5=80cm

(本当は、15mmの幅のPPテープだけで、SSTを作りたかったのですが、お店にトータル15mくらいになる長さのPPテープがなかったので、インナー(寝室)部分だけ20mmのPPテープにしました)

☆バックル;15mm or 16mm(PPテープ15mm幅に合うやつ)

☆ハトメ;8mm×5個

☆ステンレスなどのリング2個


後は細かく言えば
ミシン

ハトメ用のパンチ
ゴム板(ハトメとか穴開けるときに下を保護するため)
ハンマー
ペンチ
裁縫セット
メジャー






んでは?さっそくスタンディングテープ作りの開始


まずは、PPテープ2mm幅を各寸法にカットします
インナーの代わりになるSSTから
150cm×2 215cm×2
なるべく正確に長さを図りました(が後に215cmの方が少し長かった)
四角く縫います



ってか、ミシン使うの久しぶりだな〜

記憶に残ってるのが、高校生の家庭科の授業とか?

家で使ったことあったかな〜

結婚祝いにと、うちの親が買ってくれたのだけども、初めて触れたりして?

ほぉ〜。今のミシンはこんな最新式なのか〜
(買ってからすでに十数年経ってるけどね)
(記憶は高校生で止まってるからね)

まずはミシンの扱い方から、お初のあんころ


ミシンの台にユニフレームの焚き火台を使ってる所が、キャンパーっぽいしょ?
やっぱジャージにトレーナ姿っす


話は脱線しましたが…


今度はポールとフライに繋げる部分の作成
4つ角に4本、ペグ・ハトメ部分を作ります



ここで、問題発生

ハトメを付けるのに、ハトメパンチとやらを使ってPPテープに穴を開ける予定だったんだけど



これが開かないの


家の中で爆音を鳴らしながら、ハンマーで思いっきり叩いてみるんだけど

傷一つつかないの

床に傷が付くわ(T∀︎T;)

力不足?



そりゃそうだよね。切れないようにしっかり作ってあるPPテープだもの。そう簡単には開けてくれないよね…


そんでもって、仕方なく…




ハサミで一つ一つ、ちまちまと手作業で穴あけ

これが地味で時間かかるし、一番大変だった〜


穴は、そこからほつれたら嫌だから、火あぶりの刑にして、縁を補強



後ろ側のペグ・ハトメ部分も同じように行い
えらい時間が掛かって5本、計10個の穴あけを終了


それを輪を作り半分にして縫い合わせていきます



次に
開けた穴にハトメを付けます


前室となる方には前室用のSSTが取り付けられるようにリングが必要なのでリングを付けた物を2本
リング無しが2本


本物と同じ位置にハトメやバックルを付けるようにしました



次にバックルを25cmにカットしたPPテープ両端に凸と凹のバックルを別々に付けて、ペグ・ハトメ部分のPPテープに縫い合わせます




これをインナー用のPPテープ4つ角と後ろ中央に縫い付けて、SSTが完成♪




ポールを実際に取り付けてみると






骨組みだけで、立ったよ〜♪



ポールがクロスする所は、マジックテープなどで固定しないと安定しません


次に、フライの紐に16cmにカットしたPPテープで輪っかを作り縫い付けます


これ、本当はやりたくなかったんだけど、止むに止まれぬ事情がありまして…



それがバックル問題です


今までステイシーシリーズは、20mmの一般的なバックルが使われていたと思われ、参考にしていたブログも20mmのバックルを使っていたので、バックルの凹だけを縫い付ければ、フライ側のバックルとと繋がるはずだったのですが

ステイシーネストになってから、軽量化を図るためなのか、PPテープは14mm程度。バックルは15mm程度のバックルを使っているんです

しかも、何だかバックル自体も特殊な形状のV字バックルで、普通の15mmのバックルは付きません


ネットで探しましたが、同じ物は見つからず、一般には手に入らない代物と分かり


ダメ元で、似たような形状のバックルを購入してみましたが…




やっぱり合わなかった…(*´・ε・*)σ||



せっかく買ったので、このバックルを使います

SST側にバックルの凸と凹を付けて、フライの方に輪っかを取り付け、その輪っかを通して固定する構造を考えました





元々のフライ側に付いているバックルがプランプランしちゃいますけど、インナーを付けた時に元々のバックル同士を繋げれば、強度も増す?し問題なし


同じバックルさえあれば、フライに輪っかを縫い付けるなどという、フライに手を加える事はしなくて良かったのですが、苦渋の決断です


これで、全ての工程は終了


大変だった…ε- ( ̄、 ̄A) フゥー



最後に、フライを掛けて、バックルも繋いで




ちゃんとフライだけで、テントが立ったよ〜♪


良いじゃなぁ〜い♪♪


フライだけで広々と使う事もできるね

後からインナーを付けてみると


正確に測ったはずなのに、ちょっとたるむの
σ(´・ε・`*)


ま、さほど気にはならないかと…
不具合があったら、切って調整すればいいか





いやー、大変だったけど作って良かったと思います

今年の夏には、実践投入してみないとなっ


後わぁ〜

スカートがあれば、もっといいんだけどね
虫の進入を最小限に出来るし、寒い次期は下からの冷気を抑えることもできるし、風除けにもなるし


取り外しとかできる構造にしちゃったりしてぇ〜










新しいテントだし、もう少し使い込んでからいじる事にするか



もうしばらくは、DIYはいいや




室内で、何回もテントを立てたり崩したりして、微調整を繰り返し


夜なべをして作った力作!


どうだっ?



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